中国から伝わった医学が、日本の気候風土や日本人の体質・生活習慣に合わせて変化・発展したものが漢方です。「漢方」という呼び方は日本独自のもの。
江戸時代になって日本に入ってきたオランダ医学を「蘭方」と呼ぶようになったため、これと区別するためにそれまでの医学を漢(中国)由来の医学ということで「漢方」と呼ぶようになりました。中国では「中医学」と呼ばれています。
漢方薬と西洋薬の違い
漢方で使われる薬、いわゆる「漢方薬」は自然界にある植物や鉱物・動物のうち、薬効を持つ部分を組み合わせて作られます。2000年以上という長きに渡って工夫や改良が重ねられた漢方薬は、慢性的な疾患に対して有効であると言われています。
これに対して一般の薬局で購入したり、病院で出される西洋薬は薬効成分の化学構造を解明し、化学合成されたもので即効性があり、急性の炎症や感染症に効果的です。
漢方の特徴
古代より中国では全てのものは相反する「陰」と「陽」で成り立っているという考えがあり、このバランスが崩れた時に天変地異が起こったり、病気になったりすると信じられてきました。
漢方でも人間の身体も「陰」と「陽」に分けて考えます。「陰」と「陽」、どちらにも偏らない「中庸」を良しとし、病気の原因を究明し根本治療・体質改善を目指すのが漢方の特長です。
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